2015年5月27日水曜日

I'LL NEVER FALL IN LOVE AGAIN / 最後の恋



I'LL NEVER FALL IN LOVE AGAIN
 / 最後の恋


I'LL NEVER FALL IN LOVE AGAIN

数多い恋をした僕
恋の得点を稼いできたと自惚れていた僕

だけど今、僕は君にひどい仕打ちを受けた
これ以上のものはないほどに。

そして、それは・・・・
恋なんか、
二度とはしない
二度とはしない

恋なんか
二度とはしない
二度とはしない
僕は恋なんか二度とはしない

君の噂は、色々聞いていたけれど
僕は嘘だと信じていた
だけど、男の腕に抱かれている君を見た時
僕は打ちのめされ、泣き叫んだ。

僕は、心を簡単に捧げてしまった。
僕は、誇りを捨ててしまった。
だけど、君が他の男と恋に落ちた時
ベビー、僕の中ですべてが壊れてしまった。

そして、それは・・・・
僕は恋なんか
二度とはしない
それが、僕が恋を歌っている理由

いいや、僕は恋なんか
二度とはしない

お願いだから、二度と
恋をさせないでおくれ。

そう、恋は何回かする。つまり恋は永遠ではない。
しかし、「どうせいつか死ぬのだから、生きるのをやめる」という人がいないように、
「恋は冷めるから、しない」という人もいないだろう。

それが恋の真実だ。

大切なことは、永遠でないから、いつか死ぬから、
育み、大事にして、一日、一時間、一分でも長く、キラキラの恋を続くようにすることではないか。

名曲<最後の恋>は失恋の歌だが、エルヴィスも、トム・ジョーンズも、その痛みを歌って切ない。

その切なさを思い知る想像力で、いまこの手にある恋が永遠になるように大事にしたい。

これは一途に恋する相手を想う男への応援歌だ。



『ワークス・オブ・エルヴィス』には次のように紹介されています。

1950年代のイギリスのスーパースター、同年代のスキッフル・ブーの中で王者として活躍したロニー・ドネガンはUKチャートで<Rock Island Line>、<Gumblin' Man>、など多くのヒットを62年までに発表。その活動ぷりはビートルズやR・ストーンズのシーン登場への重要な下地となった。

そのロニー・ドネガンがこのナンバーを62年にシングルとしてパイ・レーベルよりリリースしたがUKチャートには入らなかった。その後トム・ジョーンズが67年にシングルとしてリリース、UKチャート2位を記録。同年アメリカでも登場したがHOTI00でのベスト・ランクは49位だった。

2年後再びトム・ジョーンズのこのパージョンがアメリカでチャート・インしその時は6 位を記録する大ヒットとなった。

ゆったりと美しいメロディでスケールの大きなバラードで、エルヴィスはトム・ジョーンズをかなり意識した歌い方だが、やはりそこにはザ・キングとしての貫録ともいえる個性とうまさがにじみ出ているのだ。



0 件のコメント:

コメントを投稿